クリスマスによく飾られている赤い可愛い実はセイヨウヒイラギの木に出来る実です。
クリスマスに飾る意味や、飾り方、それに、クリスマスケーキに飾られていることも多いけど、食べられるのでしょうか。
クリスマスの赤い実はセイヨウヒイラギの実
クリスマスによく飾られている赤い実はセイヨウヒイラギ(西洋柊)の実です
ヒイラギ(柊)といっても、日本のヒイラギ(柊:実は黒紫色)とはちょっと違う品種で、実のなる時期も違うのですが、葉っぱの形が似ているんで、ヒイラギって名前が付けられたとのことです。
原産はヨーロッパやアフリカなどで、アジア南西部にも生えています。
セイヨウヒイラギの赤い実は、秋も遅くなった頃に赤く熟しますが、苦いんで、鳥もあまり食べないようです。
赤い実は秋の末に熟しますが、真冬になっても赤い実が残るので、西洋ではキリスト教が生まれる前の古代から聖木として大切にされています。
古代ローマでは農神祭(12月中旬に行われる)に贈り物と一緒に渡す習慣があったことから、その直後のクリスマスにも赤い実のついたセイヨウヒイラギの木を添えることが習慣になりました。
因みに、セイヨウヒイラギはキリストの足元から生えた植物とされ、トゲのある葉っぱや赤い実はキリストの苦悩や流した血を表していて
「キリストのトゲ」「聖なる木」とも呼ばれています。
そのほかにも
真っ白な白い花=キリストの生誕
苦い樹皮=キリストの受難
と捉えて、セイヨウヒイラギには「魔力」があると考えられています。
ですから、魔力のある赤い実のついたセイヨウヒイラギの木(葉っぱ)を悪魔払い、魔除けとして教会や墓地ばかりでなくクリスマスには家々の玄関などにも飾り付けられます。
クリスマスの赤い実、セイヨウヒイラギの実は食べられるのか
セイヨウヒイラギの実は毒はないので食べても死ぬことはないようです(保証は出来ません(^^;))
前にも述べたとおり、鳥でも食べないのですから、美味しくはない
食べた人の話では(私は食べたくないので・・ごめんなさい)
セイヨウヒイラギの実は苦みがあるだけで、全然甘みがないそうです。
クリスマスの赤い実の飾り方
クリスマスの赤い実(セイヨウヒイラギの実)は
・クリスマスツリー
・クリスマスリース
・クリスマスケーキ
などによく使われています。
クリスマスツリーに使う場合
クリスマスツリーに飾るならこんな感じ
クリスマスリースに使う場合
よくあるのはこんな感じ
本物の赤い実とは違いますが、ツリーと同じように赤い実をデコレーションした大きな赤い実がついたリースも可愛いですね。
クリスマスケーキに使う場合
ケーキピックとしてバランスよく飾ってあげれば良いかと思います。
まとめ
クリスマスの赤い実はセイヨウヒイラギの実
可愛い飾り的なポイントとして見ている人も多いと思いますが
この赤い実にはキリスト教としての宗教的な意味を持っていて、魔除けとしての位置づけもあります。